スルフォラファンが網膜細胞を保護する
スルフォラファンは植物に含まれる天然の化学成分のことで、ファイトケミカルの一種です。たんぱく質、炭水化物、ビタミン、ミネラル、脂質、食物繊維に次ぐ「第7の栄養素」と呼ばれています。
ブロッコリー、キャベツ、大根、わさびなどアブラナ科の野菜に含まれています。特におすすめはブロッコリー。ビタミンA、C、Eなど抗酸化ビタミンが豊富で、カルシウムや鉄、マンガンなどミネラルや食物繊維も含まれています。
なかでも最近よく見かけるようになったブロッコリースプラウト(ブロッコリーの発芽部分)には、ブロッコリーの20倍ものスルフォラファンが含まれています。
スルフォラファンは有害物質を排除する酵素の働きを促します。すぐれた解毒作用、抗酸化作用を発揮して多くの病気やカラダの不調を未然に防ぎ、疾病の進行を抑制します。
また、解毒作用による肝機能の向上、二日酔いの予防、抗酸化作用による生活習慣病やガンの予防、ダイエット、美白効果、そのほかピロリ菌の排出や花粉症などアレルギー症状の抑制、免疫力アップによるカゼの予防など多岐にわたります。
スルフォラファンと網膜の関係
スルフォラファンは細胞内の抗酸化物質を引き出す働きがあるため網膜の視細胞を保護するうえで有効なようです。
チオレドキシンという細胞内の抗酸化物質は、酸化ストレスに対する防御作用がありますが、これをできるだけ多く引き出すのにスルフォラファンが一役買っているからです。
京都大学の実験によると、スルフォラファンを腹腔内投与されたマウスは網膜色素上皮細胞にチオレドキシンを誘導し、光線を浴びることで障害される網膜の細胞の減少を軽減させたことが分かりました。
加齢黄斑変性症は紫外線や青色光など光の刺激で網膜が障害されることが原因といわれています。
スルフォラファンの摂取により網膜のダメージが低減されるなら、できるだけ多く摂りたいですよね。
ブロッコリースプラウトの食べ方
スルフォラファンを効率よく摂取すためのブロッコリースプラウトの食べ方は、
- 3日に1回でOK
- 生のまま食べる
スルフォラファンの解毒作用は3日間持続するそうです。
また、熱に弱い酵素と反応してスルフォラファンを生成するためできるだけ加熱せず、サラダなど生で食べたほうがよいでしょう。
※眼科医が試そうと思っているルテインの秘密とは?
加齢黄斑変性症の有名な対策はルテインを摂るですが、
ルテインが加齢黄斑変性の防止に効果があるかどうかは分かっていません。
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