アントシアニンとは植物の赤や青や紫といった天然の色素のことで、フラボノイド系のポリフェノールのひとつです。抗酸化作用があり、眼の疲れや衰えに効くといわれています。
ただ、加齢黄斑変性症との関係は薄いと考えられます。
加齢黄斑変性症は、黄斑の色素が薄くなりそれにより黄斑がダメージを受けるわけですが、アントシアニンは網膜にある紫色の色素だからと考えられます。
しかし、アントシアニンは、ロドブシンの働きを助ける
ロドプシンは網膜に存在する紫色のタンパク質で、私たちがモノを「見る」のに欠かせない、重要な役目を担っています。
私たちの眼は、「眼」だけでは「見る」ことができません。「脳」とつながってはじめて「見る」ことができます。
瞳を通じて入ってきた光は網膜に到達すると、その情報をロドプシンが分解することで、電気信号に置き換えられて脳に伝わり、はじめて「見える」と認識されます。
アントシアニンはその再合成を促してくれるため、目がぼやけたりかすんだりしてくるのを防いでくれるのです。
消費者庁の調査では、アントシアニン30㎎を含んだビルベリー由来のサプリメントを用いた結果、1日に30㎎~57.6㎎のアントシアニンを摂取すると目のピント調節機能が改善したそうです。
白内障には効果があるアントシアニン
アントシアニンは、眼の疲労、機能回復に有効なだけでなく白内障にも効果があることが判明しています。
白内障のマウスにアントシアニン入りのエサを食べさせた場合とそうでない場合を比べると、普通のエサのマウスは白内障が進行し、アントシアニン入りのは進行が緩慢になったそうです。
またアントシアニンには抗酸化作用があるため、活性酸素を除去し酸化ストレスを減らす効果もあります。
網膜にあって紫外線などの光線刺激から細胞を守ってくれるため、間接的には加齢黄班変性症にも有効なのかもしれません。(医学的な根拠は得られていません)
眼以外にも、メタボや高血圧、動脈硬化といった生活習慣病に対しても効果を発揮します。
アントシアニンを含む食べものは?
なんといってもブルーベリーが有名ですよね。ブルーベリーの一種で北欧由来のビルベリーに最も多くのアントシアニンが含まれています。
他にも、ナス、カシス、ブドウにも含まれています。
ただ、ブルーベリーのサプリについては厚労省は2014年「ブルーベリーが目に効果があるとは科学的には確立していない」とする見解を発表しました。
サプリという点が科学的ではないとする根拠のようですが、中身はブルーベリーなどから抽出したエキスが入っているのでどういう違いがあるのでしょうか。
ルテインと加齢黄斑変性症の関係
加齢黄斑変性症の有名な対策はルテインを摂るですが、
ルテインが加齢黄斑変性の防止に効果があるかどうかは分かっていません。
でも、そんなの待ってられないですよね。
早め、早めに手を打ちたい方はここから手に入ります。